米麹(生) 500g

価格は税込(消費税 8% )です
※2023年2月14日記
3月の米麹の原料を、山田錦から神力に変更いたします。
出来上がり、販売開始日 3月3日・17日の2回です。
3月最終週は山田錦に戻る予定です。
神力というお米が誕生したのは1877年、兵庫県の篤農家、丸尾重次郎という方が在来種である「程良」という品種の中に芒(のぎ)の無い3本の稲穂を見つけ、これを育ててみたところ葉や籾の色が優美で、収量も他より25%も多かったそうです。
丸尾は、「これこそ神の力」と評し、「神力」と名付けたそうです。
その後、明治後半には日本の作付け面積の2割強を占めるまで広がったそうですが、戦後になるとより生産性の高い品種に押され、影を潜めていったそうです。
しかし、「神力」は「愛国」「旭」「亀の尾」と共に主要な交配親の一つになっていたそうで、現在日本で栽培されている多くの稲の品種はこれらの子孫品種と言われています。当園にあるお米の品種の中では一番古いものであることは間違いなさそうです。
また、神力は麹菌の繁殖に適した性質があるようで、最近では酒米としても見直されているようです。
その神力の米麹をぜひ甘酒などで試してみてはいかがでしょうか。
ご注文をお待ちしております。
冬場はお味噌づくりをされる方が多く、大量にご注文いただくことがたたあり、一時的に完売してしまうことが予想されます。
そのため5kgを以上をご注文いただく場合は2週間以上前にご注文下さいますようよろしくお願いいたします。
当園の麹は山田錦を原料にしております。
山田錦は酒造好適米と呼ばれています。酒造りに最適な山田錦ということはつまり、麹にすることに最適だと言えます。
理由は、粒が大きいことで米粒に残るでんぷんが多く、麹菌の力が強くなります。
甘酒にしたときにはでんぷん量が多い分、糖化する量も増え、甘みの濃いものに仕上がります。
ぜひ一度お試しください。
【なぜ酒米である山田錦を作るようになったのか?】
もともとアルコールがまったくだめだった園主が飲めたお酒がありました。
それが自然栽培で栽培された山田錦のお酒でした。
「あ!こんなお酒になる山田錦を自分も栽培してみたい!」
そう思うようになりました。しかし、お酒の仕込みに使われるお米は栽培前から契約されているものが多く、酒蔵とつながりが無かったのですぐには栽培できませんでした。
また、この思いとは別に無農薬の田んぼを増やすことで少しでも環境回復になる活動がしたいと思うようになり、酒米だと収穫できれば決まった金額で売れるということから、自分以外の農家にも無農薬での稲つくりを広げられるのではないかと思いました。
この二つの思いが合わさり、「宗像日本酒プロジェクト」が始まりました。
このプロジェクトは無農薬の稲作を広げ、環境回復を進める取り組みです。出来た酒米は事前に契約された酒蔵さんに買い取ってもらうため、自分以外の農家さんにも無農薬の稲作に取り組んでもらいやすくなります。そのため、多くの農家で無農薬の稲作が増えればその分、環境回復への助力も増えていくものと考えています。
このプロジェクトがきっかけで山田錦を栽培するようになりました。
お酒にするためには仕込む樽の大きさによって最低限のお米が決まります。初年度はこれを下回らないようにと多めに作付けした結果、多くの山田錦が余ってしまいました。そこで、余った山田錦を麹にしたところ、多くの方からご好評いただき、当園の麹は山田錦で固定するようになりました。
製造は宮若市の「若宮みそ」さんにて加工を委託しております。
生ですので冷蔵保存で3週間の賞味期限となります。
使い切るまでに2週間以上かかる時、まとめてお買い上げいただいた際は冷凍していただくと数ヶ月はご使用いただけます。
冷凍すると、一般的には菌の力が弱まることが言われています。
しかし、賞味期限内でも冷蔵保存をしていると少しずつ発酵が進み、炭酸ガスが出て袋がふくらむことから、すぐに使われない場合は冷凍されることをお勧めしております。
冷蔵での保存になりますので、当商品をお買い上げの際は送料に冷蔵料金が加算されます。ご了承下さい。
麹の出来上がりは現在は約2週間に1回の製造をしております。
味噌屋さんの都合や在庫の都合上前後することがあります。
袋詰めは500gと2kgの2種類用意しております。まとめて使われる際は2kgずつご注文いただけると助かります。
袋詰めに関しては備考欄にご希望をお書きください。
送料、冷蔵料金は発送する段ボールの大きさによって変動します。
お米15kg入る段ボールに麹は12kg入ります。
お米20kg入る段ボールに麹は16kg入ります。
その他、ご不明な点がございましたらご連絡下さい。