買い物
か ご

4月6日出来上がりの米麹について

いつもは山田錦を米麹にしておりますが、この日に出来上がる麹は神力というお米を麹にします。
4月7日午後から販売開始を予定しております。

以下、フェイスブックに投稿しました福島の文章を引用します。
**********

昨年、ごく少量作付けしていたお米があります。
その名も「神力」!
なんとこの品種が出来たのは明治10年、1877年。
兵庫県の篤農家、丸尾重次郎が自らの田で栽培していた水稲「程良」の中に3本の変異株を見つけたことが始まりだそう。
この稲を種に栽培してみると、他の稲より25%も増収したそうで、この望外な多収は神のお力添えに違いないということでこの名前が付いたそうです。(検索で出てきた情報)
その後、明治時代にはこの増収する稲が日本各地に広がり、一時は稲の20%が神力だった時代もあるそうです。
その後、旭や亀の尾(これらの品種もまた古い)の台頭により徐々に姿を消していったそうです。
この種を昨年、福岡教育大の先生に譲り受けることができまして、少量ながら栽培することに成功しました。
晩生な神力は10月26日にバインダーで刈り取り、掛け干ししていました。
その後、2月に種取りをした残りを籾摺りしていました。
神力はここ数年、品種改良の荒波の影響で見直される風潮から、旭や亀の尾などと共に脚光が浴びるようになっていました。
また、このお米は酒造好適米ということでしたので、今回は全量を麹として販売することにしました。
4月6日出来上がりの米麹として販売します。
もしまだお味噌を仕込んでいない方や、甘酒を作られる方がいましたら、神力の米麹を試してみてはいかがでしょうか。
ご予約はメッセージ等にて承ります。